上部消化管内視鏡検査について
一般に「胃カメラ」ともいわれます。
上部消化管とは、食道・胃・十二指腸を指し、上部消化管内視鏡検査は、一般に「胃カメラ」ともいわれます。腹痛や胸焼け、貧血などの症状の原因を調べるため、あるいは検診目的で、内視鏡を口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸の中の様子を直接モニター画面に映し出して観察し、潰瘍、炎症、腫瘍、ポリープなどを診断するために行います。その際、組織検査(顕微鏡で詳しく調べる)のため病変の一部を摘み取ってくることもあります(生検といいます)。 技術の進歩により、内視鏡はとてもコンパクトとなり、以前ほど苦しい思いをすることなく検査が受けられるようになりました。また、当院では細径内視鏡を用いた経鼻内視鏡検査(鼻から入れる内視鏡検査)も導入しており、検査中の嘔吐反射が少なくより楽に受けられます。近年は細径内視鏡の画質も向上し、苦痛が少なく精度の高い検査が可能となっております。また、病気の詳しい検査をする際には消化患の粘膜の細かい模様や血管などを詳細に観察出来る拡大機能を併用した内視鏡検査を行うこともあります。
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当院では患者さんがより楽に検査を受けて頂けるよう、また病変を少しでも早期発見できるよう、最新のOLYMPUS社製・富士フイルム社製の内視鏡機器を導入しております。
救急や外来にお越しくださった患者様やまた近隣の先生方からご紹介頂いた患者様の上部消化管内視鏡検査の件数は、近年の実績としましては、止血術や内視鏡手術などの処置も含めますと8,000件超になります。
内視鏡症例について内視鏡医全員で共有し勉強するカンファレンスを定期的に開催し、内視鏡の技術および診断能力の向上に日々努めております。
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