総合内科・感染症内科
2017年4月から総合内科診療と感染症診療が統合された総合内科・感染症内科が新規開設されます。
総合内科について
近年では日本の高齢化に伴い、1人の患者さんが複数の問題を抱えています。総合内科とは『大人のかかりつけ内科』としての役割が大きい科であり、臓器による区分に拘らず複数ある問題を含めて『その人を丸ごと診る』ことを目指しています。高血圧、高脂血症、糖尿病などのよくある疾患(Common disease)の外来管理から、体調を大きく崩されたり、急変されて緊急入院が必要になった場合まで担当、多岐に渡る問題点の整理とお薬の整理も行っていきます。
また、体調が優れないが診断がついていない場合や、まだどこに受診したらよいか決めかねている場合にも当科が窓口になります。つまり、普段お元気に生活を行っている時にも、いざ大きな出来事が起きた時の入院管理が必要になった時にも(急性期から慢性期まで)常に皆さんを丸ごと診続けるパートナーしての役割を担います。
それともう一つ、当科が担うべき役割の一つが不明熱の診断です。熱と言っても原因は多岐に渡ります(感染症、悪性腫瘍、膠原病、薬剤…etc.)。熱の出どころが解らず困っているケースを総合内科的切り口と下記に述べる感染症科的切り口から診断し、適切な治療へと繋ぎます。
感染症内科について
感染症とは、この世に存在する微生物[細菌、真菌(カビ)、寄生虫、ウイルス]が引き起こす疾患のことです。人にうつるような感染症もあればそうでないものまで様々です。風邪のような軽いものから命の危機に至るような重症の感染症まで、全ての疾患の予防や治療に対応するのが感染症科の役割で、抗菌薬(細菌に効く)、抗真菌薬(カビに効く)、駆虫薬(寄生虫に効く)、抗ウイルス薬(ウイルスに行く)を使いこなす専門家です。
対応する疾患は髄膜炎、中耳炎、副鼻腔炎、肺炎、胆嚢炎、胆管炎、虫垂炎、椎体炎、感染性心内膜炎、化膿性関節炎、蜂窩織炎、壊死性筋膜炎・ガス壊疽、術後創部感染、血流感染、細菌性腸炎、クロストリジウム ディフィシル感染症、結核、HIV、性感染症…etc と言った感じで例を挙げ始めると切りがありません。また、定期ワクチン相談や、海外渡航の準備(ワクチンなど)や帰国後の体調不良にも対応します。
医師紹介
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※非常勤医師
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