津山中央病院


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小児科

小児科

 

方針
岡山県北の子供たちに良質な医療と安心を提供することを目指します。
  1. 小児救急拠点病院、地域小児科センター、地域周産期医療センターとして365日24時間体制で小児救急医療の提供、新生児医療の提供を行います。
  2. 大学病院と連携し各臓器・分野の専門外来診療の提供を目指します。
  3. 緊急性のある高次な専門性を必要とする疾患については大学病院や総合周産期医療センター等の高次医療機関と連携し迅速な対応を目指します。(複雑心奇形、超低出生体重児、白血病や悪性腫瘍、などの高度な専門性を必要とする緊急性のある疾患は、初期救急処置をおこなった後高次医療機関に紹介・救急搬送を行います。
     
保護者の方々へ緊急性のある病気についての啓蒙活動をおこない、ご家庭で適切な判断と対応ができるようお手伝いをします。

   

   美作保健所、愛育委員の方々と協力し小児救急出前講座を行っています。
ご家庭でできる救急時の対応、病院受診すべき病気などの説明資料をPDFでご覧いただけます。

 

子供の医療と福祉に携わる地域の方々と協力し子供たちを見守るネットワーク形成を目指します。

   子どもを被虐待児にしないために、モデルケースや子ども親に対するケアなどをPDFでご覧いただけます。

 

未来の小児医療の担い手を育てます 

小児科専門医研修施設 周産期専門医研修補完施設として小児科専門医、新生児専門医を育てます。

 

積極的に学会発表、論文発表をおこない、津山から新たな小児医療を発信します。

 

診療内容・主な治療対象

 昭和48年から岡山県北の小児医療の中心として当小児科がスタート、スタッフの増加や1999年の新病院移転による設備向上に伴い診療内容も広がり、人工呼吸器による呼吸管理、腎生検や肝生検、血液透析や血漿交換なども安全に行えるようになり、より重症の子供の診療も可能になりました。また小児理学療法士、作業療法士による小児リハビリができるようになりました。子供のこころの問題は子どもの心相談医と公認臨床心理士と小児作業療法士が対応いたします。当院の常勤医でカバーできない専門分野については大学病院の専門医師に出張外来を行っていただいております。

 昨今の小児救急・時間外診療に対する地域の期待と需要の増大は当地でも例外でなく、2005年より当院では地域の開業医の先生方のご協力を得て24時間体制で夜間休日の小児救急外来を行っております。充実した新しい小児医療を提供すべくスタッフ一同、日夜頑張っておりますので安心して受診ください。

 

診療内容
感染症 殆どの疾患は当科で治療可能です。小児感染症認定医が診療にあたります。
膠原病、リウマチ疾患 殆どの疾患は当科で治療可能です。重症度や希望により高次の病院を紹介しています。日本リウマチ専門医が診療にあたります。
悪性腫瘍 診断までを行い 疑いの強い症例も含め 高次の病院に紹介しています
循環器 先天性心疾患は診断と緊急処置を行い 高次の病院に紹介しています。ホルター心電図検査 負荷心電図検査 心エコー検査を行っています。学校心臓検診異常者の精密検査を行っています。大学病院の小児循環器医師の専門外来があります。
アレルギー疾患 アトピー性皮膚炎・喘息など 殆どの疾患は当科で治療可能です。小児喘息については 吸入ステロイド療法の指導をおこなっています。アレルギーの原因検索や耐性獲得について血液検査やプリックテスト、負荷試験を行い、食物除去の指導や、除去解除等の指導を行なっています。アナフィラキシーを起こす児へはエピペンの指導と処方をおこなっています。
内分泌疾患 殆どの疾患は当科で治療可能です。お子さんの低身長などでお悩みの方は外来に御相談ください。成長ホルモン分泌不全症や思春期早発症に関する検査と治療を行っております。糖尿病の指導・管理を行っています。定期的に鳥取大学小児科難波範行教授の専門外来があります。
 消化器疾患 殆どの疾患は当科で治療可能です。小児栄養消化器肝臓認定医が診療にあたります。肝生検やB型・C型肝炎に対するインターフェロン療法を行っています。B型肝炎の母子感染予防処置を行っております。胆道閉鎖症やシトリン欠損症などの新生児・乳児黄疸の診断や治療をおこなっています。肥厚性幽門狭窄症は内科的治療で9割以上の児は手術せず治っています。
 腎疾患 殆どの疾患は当科で治療可能です。腎臓専門医が診療にあたります。腎生検や透析治療も行っています。学校検尿異常者の精密検査を行っています。
新生児 地域周産期医療施設として県に2つある総合周産期医療施設(国立病院岡山医療センターと倉敷中央病院)と連携をとり、主として在胎30週以上の新生児の治療にあたっています。先天性心疾患患児は診断と緊急処置を行い高次の病院に搬送しております。クベース6台 人工呼吸器4台 DPAP2台 血液ガス分析 ビリルビン・アンバウンドビリルビン検査機器 搬送用クベース2台 を有しています。また周辺の産婦人科医院でのハイリスク出産に立ち会い、蘇生・搬送入院治療を行っています。新生児難聴スクリーニング検査を行っております。NCPRインストラクターを中心に地域の産科スタッフ対象に新生児蘇生講習会を行っています。
神経筋疾患 てんかんなど殆どの疾患の治療をおこなっております。難治性てんかん、筋萎縮性疾患などの難病の診断治療は高次の病院へ紹介しております。脳波検査は平日の午後に原則予約制で起こっています。筋萎縮性疾患の患児の非侵襲性鼻マスク陽圧人工換気の導入指導を行っております。脳性麻痺による尖足、側弯、斜径へのボトックス療法を行っています。大学病院小児神経専門医の小児脳神経外来があります。
心身症 子どものこころ相談員と公認心理師による心と体の相談を行っております。不登校の児童への院内学級を利用した取り組みもおこなっています。
血液疾患 血小板減少性紫斑病や貧血、顆粒球減少症などの疾患について 骨髄検査を含めた検査と治療を行っています。白血病などの悪性疾患が疑われる場合は大学病院などのより高次な病院へ紹介しています。定期的に大学病院の血液腫瘍専門医師の外来があります。
院内学級 当院には長期入院の必要なお子さんにも院内で学校教育をうけていただくため、院内学級があります。 林田小学校、津山東中学校の学級として院内学級担任の先生が指導にあたっておいでです。

 

 外来予約診療についてのお願い

土曜日と平日午後:
土曜日と平日午後からの診察は感染症を避けたい慢性疾患・乳児健診・予防接種のための外来です(原則予約制)ので感染症が疑われるお子さんはできるだけ午前中に受診ください。紹介状のない初めての受診には選定療養費がかかりますので、できるだけかかりつけ医で紹介状をもらって受診ください。午後からの急な発熱などの際は津山中央クリニック(二階町)の小児科外来(火曜日と木曜日の平日午後2時半から4時半まで当院小児科医師が診療いたします)や近隣の小児科医院を受診いただければ幸いです。 ただし緊急を要する場合や、入院の必要な紹介患者様は、24時間対応いたしておりますのでご連絡ください。

 

予防接種について 

 予防接種は月曜日と水曜日の午後の外来で行っております。母子手帳を持参し受診してください。予約制ですのでお電話で予約してから受診ください。

予防接種の情報や接種スケジュールについては 『VPD(ワクチンで防げる病気)をしって、子どもを守ろうの会』のホームページ(http://www.know-vpd.jp/)を御覧ください。

 

医師紹介

 

 
医師名 梶 俊策
役職

主任部長

周産期センター副センター長

専門領域 小児肝臓病
(新生児肝炎 乳児胆汁うっ滞症 
ウイルス肝炎 等)
小児消化器病
専門医
指導医

日本小児科学会専門医
小児栄養消化器肝臓認定医
小児慢性特定疾病指定医
身体障害者福祉法15条1項指示医
日本小児科医会「子どもの心」相談医
小児周産期リエゾン
小児・AYA世代のがんの長期ファローアップに関する研修会(LCAS)修了

 

 

 
医師名 杉本 守治
役職 部長
専門領域 内分泌疾患
(成長ホルモン分泌不全性低身長症、思春期早発症、副腎過形成 他)
糖尿病
肥満
他小児医療全般
専門医
指導医

日本小児科学会専門医
日本周産期・新生児医学会 
新生児蘇生法専門コースインストラクター
小児慢性特定疾病指定医
身体障害者福祉法15条1項指示医
日本小児科医会「子どもの心」相談医
出生前コンサルト小児科医

 

 

 

 
医師名 小野 将太
役職 部長
専門領域 小児一般
専門医
指導医
日本小児科学会専門医
小児慢性特定疾病指定医
小児感染症認定医
インフェクションコントロールドクター(ICD)認定

 

 

 
医師名 北本 晃一
役職 部長
専門領域 小児一般
小児腎臓

小児リウマチ

専門医
指導医
日本小児科学会専門医

腎臓専門医 
日本腎臓学会認定指導医
日本リウマチ学会専門医
日本小児リウマチ学会評議員

 

 

 
医師名 坂田 晋史
役職 部長
専門領域 小児一般
小児循環器

新生児

専門医
指導医
日本小児科学会専門医・指導医
医学博士

緩和ケア研修会修了
日本周産期・新生児医学会新生児専門医

 

 

 
医師名 堀江 航
役職  
専門領域 小児一般
専門医
指導医


 

 

 

 

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