病院長のご挨拶
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一般財団法人津山慈風会
病院長 岡 岳文 |
「私たち慈風会は、地域の皆様に優しく寄り添います」
津山中央病院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。院長の岡 岳文です。
この度、令和7年4月1日付で、一般財団法人津山慈風会 津山中央病院の病院長を拝命いたしました。
皆様へのご挨拶にあたり、最初に当院の病院理念をご紹介させていただきました。
当院は現在515床を有する地域医療の基幹施設として、民間病院でありながらも多くの拠点病院に指定され、公的な役割も担っております。
特に岡山県北唯一の救命救急センターを有し、多数の救急患者様を受け入れております。
岡山県北部のみならず兵庫県北西部からも患者様が受診され、その医療圏は大阪府の面積に匹敵する広さです。
また、県北の患者様にはできる限り地域で治療を完結できるよう、各科において最先端の医療技術を導入しています。
最近ではロボット手術やカテーテルによる弁膜症手術(TAVI)、緩和ケア病棟の開設などに取り組んでいます。
2020年1月に日本で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されてから5年が経過いたしました。
その間、幾度となく感染拡大の波が押し寄せましたが、「コロナ患者様も、救急患者様も、がんの患者様も診る」という方針のもと、限られた病床の中で関係医療機関や行政との緊密な連携により、地域全体でこの難局を乗り越えてきました。
改めて、地域医療における連携の重要性を再認識しております。
岡山県北を取り巻く医療環境は大きく変化しており、少子高齢化に加え、医療スタッフの減少やかかりつけ医療機関の減少といった問題が見られます。
そういった中でも県北全体の医療レベルを維持し、皆様に信頼され、愛される病院であり続けるために、そして『地域の皆様に優しく寄り添えるように』職員一同全力を尽くしてまいる所存です。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。