津山中央病院


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栄養管理部

栄養管理部

 

 

 

 

 栄養管理部の紹介

 栄養管理部では、開院以来委託していた患者給食部門を 201710月より直営とし

栄養管理と給食経営管理の両輪を担っています。「栄養管理部としての使命を全う

できる環境づくり~すぐに顔が浮かぶ身近な管理栄養士へ~」をビジョンとし、食べる人の立場に立って心と体においしい食事をモットーに、約 40名のスタッフで栄養ケア業務およびフードサービス業務を行っています。

 

 現在 10名の病棟担当栄養士により栄養ケア業務を行っており、チーム医療の一員

として緩和ケア、褥瘡対策、認知症サポート、心臓リハビリテーションなどに参画して

います。特に、入院患者を対象に栄養支援を行う栄養サポートチームでは管理栄養士

中心となって活動をしています。入院早期から患者さまの状態に応じたきめ細やかな

栄養管理を行う中で、様々な疾患の予防・快復のための食事に関するご相談をお聞き

するなど患者さまのQOL向上や食生活の改善につながるよう食を通して正しい知識や

新しい情報の提供に努めています。

 毎食提供する食事は、400食近くになりますが、個々の患者さまの多様なニーズに

応えられるようサポート食や口腔食などの細やかな対応を行うと共に、行事食や選択

メニュー等を取り入れ、患者満足度向上に努めています。

 

 

【 蒜山ジャージー牛乳 】の提供を始めました

 20224月より主に朝食に提供している牛乳を「蒜山ジャージー牛乳」へ変更しました。

 

  ■蒜山ジャージー牛乳とは?

   蒜山高原では、山間での酪農に適したジャージー牛との相性が良く、

   現在日本で飼育されているジャージー牛の約3分の1が飼育されています。

 

  ■おいしさのヒミツとは?

   蒜山の自然とジャージー牛が生んだ健康でおいしい牛乳です。

   180mlの飲みきりコンパクトサイズで、栄養価が高く、豊富なカロチンを含んでおり

   薄い黄金色をしていることから、ジャージー牛乳は『黄金のミルク』とも呼ばれて

   います。独特の濃厚な味わいと、深いコクが楽しめます。

 

 

 【 生ゴミ処理機 】を新しくしました

 20215月には生ごみ処理機の入れ替えを行いました。消滅型で微生物たちが生ごみを

生分解し、分解した水分は製品下部の細かいメッシュから排水される処理機です。

開院当初から生ごみを出さない環境を実現できています。

 

      

資料提供 アクターライン工業(株)

 

【 ごはん盛付けロボット 】を使っています

 

 20209月より

「ごはん盛付けロボット」を導入し、

非接触での衛生的な盛付けが可能となりました。

作業効率が格段にあがった上に、ふっくら盛付け

可能となり患者さまにも好評です。

 

 

 

 

 


 

 

 

【 クックチルシステム 】を導入しました

 20205月よりナリコマエンタープライズ株式会社のクックチルシステムを、朝食及び

嚥下調整食など一部の食事で取り入れています。

 「クックチル」とは、加熱調理した食品を急速冷却し、喫食時間に合わせて再加熱し

提供する調理システムです。クックチルシステムを導入することによって大幅な調理工程

短縮に繫がり、人員削減が可能となりました。また特に従来より品数を増やした朝食提供

おいて患者さまより高い評価をいただいています。さらに新たにソフト食を導入したこと

嚥下機能低下の患者さまに対して学会分類2013に準じた食事の提供が可能となり、

より安全で治療効果の高いフードサービスの充実につなげています。

 

定期的に入院患者さまを対象に
喫食嗜好調査を実施しています。
特に朝食提供において「朝はかず
量や品数がしっかりあって満足」等と
高い評価をいただいています。

 

 

 患者食のご案内

 

行事食

  年間行事にちなんだイベントメニューを取り入れています。

 

 

クリスマスケーキ

年越しそば

七夕

 

 

選択メニュー( 対象:常食 )

  毎週火・水・木の3日間 A食またはB食の選択をしていただけます。

          

  

     

 

                  

 
 

 

 

 
 

焼きそば

マリネ

フルーツヨーグルト

     

ご飯

鮭の西京焼き

すまし汁

マリネ

フルーツヨーグルト

 

 

サポート食( 昼食・夕食に30食品の中から3品を選択していただきます )

  がん治療中の食欲低下、味覚変化がある患者さまを対象とし、口当たりが良いもの

     無理せず食べられる量のメニューを提供しています。

 

 

ハーフ食( 食事量を半分とし、濃厚流動食や栄養補助食品などを追加で選択していただきます )

  食事摂取量が低下した患者さまを対象とし、1食のボリュームを調整、補食として濃厚

     流動食や栄養補助食品(亜鉛強化、たんぱく質強化など)を分割摂取いただけるよう

     配慮しています。

 

 

お産食・お祝い膳

  ご出産されたお母様に、心よりお祝いの気持ちを込めてお産食並びにお祝い膳を

     提供しています。

  

 

 

 ワーキンググループ活動

 栄養管理部は、管理栄養士、栄養士、調理スタッフ協働で給食管理業務を行なって

おります。

 

 病院で提供する食事にはいろいろな制約があり、患者さまの満足に届かないことも

ございます。少しずつですが献立内容、うま味を感じる味付け、盛りつけ方、食材管理

衛生管理など様々な角度から業務改善を図っています。

 

 その方法の一つとして、「謙虚な気持ちで日々研鑽する努力を続けること」を念頭に

フードサービスの向上を目的としたワーキンググループ活動に取り組んでいます。

献立改革ワーキング、働き方改革ワーキングの2つのグループでいろいろなアイデアを

出しあい、患者食の満足度アップをめざしています。

 

  • 献立改革ワーキング

     美味しい食事が提供できるよう、日常の献立の検討・喫食調査などを行い

     病院給食の充実に取り組んでいます。

 

  • 働き方改革ワーキング

     安心して業務に取り組めるよう、日々の業務を最適化し、働きやすい

     職場環境を目指し、給食管理業務をスムーズに行うために取り組んでいます。

 


 非常用備蓄食品について

 

 

 非常時の備えとして、備蓄倉庫など

に、袋入り長期保存パン、お粥、

缶入りスープ、災害備蓄用保存水、

濃厚流動食など630人3日分の食品を

備蓄しています。