津山中央病院


>
心臓血管センター
>
>
FFRct

 

津山中央病院では、新しい心臓の検査方法であるFFRctを導入しました。

 

検査の目的
 冠動脈が閉塞する前、すなわち狭窄している状態は狭心症といって、多くは労作時の胸の痛みを訴えて外来を受診されます。早期に診断を行い適切な治療することが大切です。冠動脈の最終的な診断には心臓カテーテル検査が必要ですが、その前に冠動脈CT検査を行う例が増えています。元々血管径が3㎜前後の冠動脈がさらに狭くなっていないかどうか視覚的に評価できます。外来で検査ができるため検査数が増えていますが、中くらいの狭窄の場合や狭窄が複数存在する場合には、カテーテル治療を行うかどうか、また、どこに治療を行うかなど、判断に迷う事があります。
 今回導入したFFRctでは、既に撮影された冠動脈CT画像データを用いてそれぞれの狭窄が心臓血管の血流にどのように影響するかを調べることができます。

矢印の前後で冠動脈が青色(0.94)から赤色(0.66)に変化しており、同部位は治療が必要であることがわかる。


 検査方法

病院外の解析専門施設に送信し、その解析専門施設において最新のスーパーコンピューターによる仮想空間でのシミュレーションで心臓の血流低下を測定し数値化します。その数値に応じて狭心症診断や血管治療の必要性を判断することが外来で可能となり非侵襲的(体の負担がない)な検査です。

 

FFRct解析の詳細な動画はこちら

 

 動画提供:HeartFlow社

 

 検査の特徴
・冠動脈の狭窄前後での血流低下の度合いを数値で表すことができるので、視覚的にもわかりやすい
・既に撮影された冠動脈CT画像データを用いるので、追加の検査は必要なく、新たな被ばくなど身体的危険性がない
・外来での検査が可能
・非侵襲的検査(痛みを伴わない検査)であり、患者さんに優しい検査

注意する点
・他の検査同様に検査費用がかかります
・FFRct解析は、病院外の解析専門施設とのデータのやり取りを行うため同意書を必要としますが、個人情報は十分な安全対策をとり保護された状態で行っています

 

FFRct解析を行うことのできる患者さんには一定の条件がありますので、詳しくは当院にて医師にご相談ください。